R1ものづくり補助金にて工程内検査を目的として導入しました。(経済産業省お墨付き!)
機械スペックとしては、1.8μm+4/1000L(カタログ値)を保障可能です。
ビニール二重構造の簡易恒温室(みの一テント様製作)で作った測定室内には、コロナ対策を兼ねたプラズマクラスター付エアコンを設置。
測定室内にはサーキュラーを置き、機械本体には風を当てないようにしつつ、室内空気を循環させて実測定で2℃以内(12月1日時点、24時間観測)にて安定させています。
また、測定室が置いてある工場内には研磨機用のエアコンが設置されているため、恒常化同時は1℃以内で安定しています。
測定結果が自動で出力可能なため、従来の手入力の検査結果よりも精度の高いものとなりました。
特に高精度を求められる部品や図面指示においては納入部品に精度保障をつけて出荷できるため、顧客信頼度の向上に繋がると確信しています。
従来使用していたTESA製の手動簡易三次元測定機400×400×300、±5μmは、測定結果が環境や人に左右されるため信頼性に欠けましたが、今回の導入によりX900mm
Y1000mm
Z600mmまでのストロークUPと、1.8μmm+4/1000Lまでの精度保障、CNC機になったことでの繰り返し制度が1μm程度になりました。
また、温度補正機能付きの為、より正確な測定が可能となりました。
PDFの検査票が機械から自動出力となるため、改ざん不可能な検査票が提出できます。
従来までマイクロメーターやシリンダーゲージで測定していたハンド測定に比べ精度が高く出る為、加工後の測定で不良品となるケースが多くなるリスクはあるものの、加工の精度向上および精度保障をつけて出荷できることのメリットは非常に高いと考えています。
※あくまでも社内環境下での測定となるため、納入先様との温度環境や機械性能の差により100%同じ検査結果になるとは限りません。数字に大きく差が出る場合は原因を究明しつつすり合わせ等を行います。
精度保障や加工についてのお問い合わせは、お気軽にお電話(058-273-6185)やホームページからご連絡ください。